思いやりのチューリップ

春の花と言えば、みなさん何を思い浮かべるでしょうか。水仙、梅、桜、桃etc.

私が思い浮かべるのはチューリップです。可愛らしく、色とりどりで育てやすい。小学生の頃に育てていたという方も多いのではないでしょうか。そんなチューリップは人を思いやり、愛を伝えるお花でもあります。色や本数で花言葉も大きく変わり、違った意味を持つようになります。そんな可愛いチューリップの世界、少しだけ覗いていきませんか?

チューリップの花言葉

最初にお話しした様に、チューリップは色や本数で花言葉が変わってきます。まずは、色別の花言葉について紹介していきたいと思います。

花言葉
赤いチューリップ『愛の告白』
ピンクのチューリップ『誠実な愛』
白いチューリップ『新しい愛/失われた愛/失恋』
黄色のチューリップ『正直/名声/望みのない恋
/報われぬ恋』
オレンジのチューリップ『照れ屋』
紫のチューリップ『不滅の愛/気高さ』
緑のチューリップ『美しい目』

表のように、チューリップは愛にまつわる花言葉が多いようです。それでは次に、本数別の花言葉を見ていきましょう。

本数花言葉
1本『貴方が私の運命の人』
3本『貴方を愛しています』
4本『貴方を一生愛します』
6本『貴方に夢中』
8本『ひそかな愛』
9本『いつも一緒にいよう』
10本『貴方は完璧』
11本『最強/最愛』
12本『恋人(妻)になってください』
13本『永遠の友情』
14本『誇りである』
15本『ごめんなさい』
16本『不安な愛』
17本『絶望の愛』
18本『誠意ある告白』
19本『忍耐と期待』
20本『まごころ』
21本『貴方だけに尽くします』
22本『幸運を祈ります』
25本『幸せを祈ります』
30本『ご縁を感じる』
36本『ロマンチック』
40本『永遠の愛を誓う』
50本『永遠』
66本『細く長く流れてゆく』
99本『永遠の愛』
100本『100%の愛』
108本『結婚してください』

いかがでしたでしょうか。チューリップは色や本数で意味が変わるため、花束を贈る際に色や本数の意味、自身の想いに合ったものを選びましょう。

チューリップの基本情報

チューリップはユリ科チューリップ属に属する多年草で、春を代表する球根植物です。10~70cmほどに成長し、3~5月に開花時期を迎えます。開花する時期によって早咲き、中生、晩咲きに分かれ、さらに花の形などでも多くの品種に分類されます。現在の品種リストには5000を超える品種が登録され、およそ1000種が世界中で育てられています。例えば、4月中旬に見頃を迎えるトライアンフ系や、晩咲き系のダーウィン・ハイブリッド系、チューリップの品種のなかでも形状に特徴があるユリ咲き系や、花びらの先端がギザギザとしたフリンジド咲き系などがあります。全体の花言葉は『思いやり、博愛、愛の告白、美しい瞳』などです。原産国はトルコと言われていますが、諸説あるようです。また、チューリップの切り花の花もちは、約1〜2週間程度となっています。

チューリップの長期保存

チューリップの花をもらった時に、枯らさずに保存したいと思う方も多いかと思います。その方向けに、ドライフラワーの作り方をご紹介します。しかし、チューリップは他のお花より水分を多く含んでいるため、ドライフラワー向きのお花ではありません。それでも、と思う方のために、より綺麗に保存できる方法をご紹介します。

ドライフラワーを作る際に大切なことは「いかに短時間で乾燥させるか」です。一般的には、ハンギングと呼ばれる方法かシリカゲルを使う方法があります。

ハンギング方法のメリット デメリット
・材料が少なく廉価なため
コストがかからない
・狭いスペースでできる
・目線の位置にあることで観
 察しやすい
・壁面や空中で育てるため
 乾燥しすぎてしまう
・重量があるため、吊り下げ
 る場所の強度が必要
シリカゲル方法のメリット デメリット
・色が綺麗なまま乾燥する
・乾燥が終わった後にアレ  
 ンジがしやすい
・温度や環境に左右
 されにくい
・ハンギング方法と違い特別
 な道具が必要
・大きな花を乾燥させる場合
 は大量のシリカゲルと大き
 な容器を用意することが必要

このように、それぞれメリットとデメリットが存在するため、自分に合った方法でドライフラワーにすると良いかもしれません。今回は、材料が少なくコストがあまりかからないハンギング方法をご紹介していきます。

ドライフラワーの作り方

用意するものは、チューリップ、輪ゴム、麻ひも、ハサミです。

いただいたチューリップの葉っぱ部分を落とし、輪ゴムでくくります。その際、花がくっつかないようにそれぞれの花の高さを上下して位置をずらしてくくってください。水分がなくなってくると茎も細くなるので、ゴムでくくっておく方が落ちません。最後に麻ひもで縛って、お花が隣にくっつかないように吊るします。日が直接当たらない風通しのいい場所に吊り下げますが、あまり長く咲かせたチューリップだと、吊り下げている間に花びらが落ちることもあります。約4日~5日ほどでドライフラワーになりますが、様子を見ながら調整をしてみてください。

この様に、世界中で愛される春の花「チューリップ」。香りのバラエティにも富んでいて、他のお花より香りが控えめなため、強い匂いが苦手な方でもお部屋に飾ることが出来ます。また、初心者でも育てやすく、贈り物にも最適なお花になっているため、母の日や父の日のギフト、恋人の誕生日にプレゼントとして選ぶことも可能です。ぜひ、特別な日に、大切な人へチューリップを贈ってみませんか?

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